群馬県で雪質の良いスキー場5選!関東でパウダーも楽しめる!

スキーやスノーボードを楽しむなら、滑りやすくて快適な滑走感を味わえる『雪質』にこだわりたいもの。しかし、首都圏では雪が少なく、日本全体で見ると暖冬で期待できない…。ということもよくあります。

そこでおすすめしたいのが、首都圏からもアクセスしやすく、豊富な積雪量と良質な雪質を兼ね備えた群馬県のスキー場です。この記事では、そのなかでも群馬県屈指の抜群に雪質の良いスキー場を5つ紹介します。群馬県最高の滑走感と、息をのむような景観をぜひ体験してみてください!

【目次】

群馬県でスキー場を探す前に雪質について知っておこう

群馬県でスキー場を選ぶ際には、先に雪の状態をチェックしておくことが大切です。スキー場ごとに雪の質が異なり、それがスキーやスノーボードの滑り心地や楽しみ方が変わってくるためです。

一般的に、スキー場の雪質は、下表にまとめた気温や降雪量、標高などによって違いがでます。簡単に説明していますが、実際にはもっと多くの複雑な要素が雪の特性を決めています。

要因説明
気温と水蒸気空気中の水蒸気が多いと、氷の結晶が多く作られ、大きな雪片が形成される。気温が高いと湿った雪、低いと乾いた雪になる。
降雪量大量の降雪が新しい雪を積もらせ、雪質を変化させる。
標高高い標高では気温が低く、風の影響を受けやすいため、雪質が異なる。

ただ、スキー場へ足を運ぶたびに、気温や状態を調べて雪質を推測するのはベテランのスキーヤーやスノーボーダーでなければ大変ですよね。そこで、今では多くのスキー場が公式サイトやSNSを通じて、最新情報を提供しています。

川場スキー場では、上記画像のように公式サイトにて天気、積雪、山の気温、雪質などを確認できたり、ライブカメラでゲレンデの情報をリアルタイムに確認することが可能です!スキーやスノーボードを楽しむ前に、足を運ぶスキー場の状態を、ぜひチェックしておきましょう。

パウダー以外にもある!知っておきたい雪質の種類

ここまで、スキー場の雪質を調べる方法をお伝えしました。ただ、雪の状態を言葉で伝えられても、自らに合うか判断できないという人が多いと思います。そこで、パウダー以外にもある雪質の種類を下表へまとめました。

滑りやすい雪としては、パウダースノー、湿った雪、そして雪があまり降らない時に機械で生み出す人工雪があります。ちなみに、群馬県のスキー場の多くがパウダースノーで、初心者でも安心して滑り降りることができます。

雪質状況ポイント
パウダースノー(乾雪)とても滑りやすいさらさらで滑りやすく、もっとも人気な雪質。転倒時の衝撃も少ない。
圧雪(ピステ)とても滑りやすい圧雪車で平にした雪質。凹凸がなく、安定してとても滑りやすい。
新雪(非圧雪・ノンピステ)やや滑りやすい新しく降ったばかりの雪。板が若干沈むが不思議な浮遊しているような滑りを体験できる。
湿り雪滑りやすいパウダースノーより、やや水分が多くてスピードが出にくい。一般的な雪質。
人工雪滑りやすいパウダースノーから湿り雪の間あたりの雪質。天然の雪に近い質感で、安定して滑りやすい。
ザラメ雪(コーンスノー)少し滑りにくい氷の粒があるようなザラザラ感が特徴の雪質。やや滑りが悪く慣れが必要。

ほかにも、アイスバーンでは、スキーやスノーボードの制御がうまくいかず、滑りにくくなるため上級者でもおすすめできません。ただ、雪面に板を食い込ませて操作する(エッジを効かせる)練習になることから、好んで滑る上級者のスキーヤー・スノーボーダーもいます。

また、シャバ雪(春雪)は水っぽいことから速度が出にくく、板やウェアが汚れることからあまり人気のない雪質です。このように、スキー場の雪質によって、滑りやすさが異なります。

不安になるかもしれませんが、群馬県にあるスキー場は、主にパウダースノーと、豊富な積雪量による新雪が基本なため安心してご利用いただけます。もちろん、慣れてきたら、雪の状態を見分けることがスキーやスノーボードの楽しみの一つになるはずですので、ぜひその感覚を掴んでみてください。

群馬県にあるスキー場の雪質は山々が産んだパウダースノー

さきほど少しお話ししたように、群馬県にあるスキー場の雪質は、主にパウダースノーと新雪です。標高の高いスキー場が多く、豊富な降雪量による新雪と、土地が生み出した水分の少ないパウダースノーが降りやすいためです。

例えば、この記事でご紹介するスキー場はいずれも、以下のように標高1,000mを超える場所に位置しています。そのため、毎年一定の降雪量が期待でき、滑りやすい新雪の雪質を楽しめることがほとんどです。

  • 川場スキー場:標高1,870m
  • 丸沼高原スキー場:標高2,000m
  • 群馬県みなかみほうだいぎスキー場:標高1,400m
  • 谷川岳天神平スキー場:1,500m
  • 水上高原リゾート:1,248m

また、群馬県は、北に谷川連峰(新潟・群馬)、南は富士山(山梨・静岡)と、2,000m級以上の山々に囲まれているエリア。こうした土地では、日本海で生まれた雪雲が山々を抜けてくる間にそれぞれの気候とぶつかり、水分が少なくなります。その結果、スキー場にたどり着くときには水分がグッと抜けて、乾燥した雪、つまりパウダースノーを降らせます。

群馬県のパウダースノーは、ふわふわした踏み心地で滑りやすく、スキーやスノーボードには最高の雪質です。特に、新雪が積もった直後は雪の表面もサラサラで柔らかく、板が沈み込んで快適な滑走感を味わえます。

もし、群馬県のスキー場へ訪れる場合は、ぜひ土地が生み出した豊富な積雪量による新雪の爽快感と、独特のパウダスノーが生み出す極上の滑り心地を体験してみてください!

群馬県で雪質の良いスキー場5選

ここまで、群馬県にあるスキー場の雪質が、豊富なパウダースノーに恵まれていることをお伝えしました。そのため、スキーヤーやスノーボーダーは、どのスキー場へ足を運んでも、気持ちよく滑り降りることができますが、群馬県にあるスキー場のなかでも雪質を重視するなら、ぜひ以下の5つへ足を運んでみてください。

  1. 川場スキー場
  2. 丸沼高原スキー場
  3. 群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)
  4. 谷川岳天神平スキー場
  5. 水上高原リゾート

川場スキー場

川場スキー場は、スキーヤーもスノーボーダーも夢中になる積雪量と雪質を誇るスキー場です!日本海上で発生した水分を含む雪雲は、川場周辺の山へぶつかることで水分を失い、川場へスーパードライなパウダースノーを豊富に降らせてくれるからです。パウダースノーは、ふわふわで滑りやすいため、初心者から上級者まで、飽きることなく存分にお楽しみいただけます。現在の降雪量や雪質、天気から気温まで、最新情報は公式サイトでも閲覧可能です。

また、通常の圧雪されたコースだけでは物足りない…。という人は、川場特有のハイシーズンに降るパウダースノーを活用した、非圧雪の専用アトラクションコース「オフザピステ」がおすすめです!スキー場内の5か所に設けられた入り口からアクセスでき、スキーヤーからスノーボーダーまでパウダースノーを存分に楽しむことができます。

さらに、川場スキー場は標高1,870mの高地に位置している絶景スポットとしても人気です。なかでも、クリスタルコース山頂および高手スカイライン山頂から見る富士山、白鳥ダウンヒルから見下ろす谷川連峰、天気の良い山頂より広がる絶景の雲海などは必見!

そのほかにも…

  • リフト運行前にキャット(圧雪車)に乗ってスキー場のピークに向かい、だれもいないゲレンデを滑走する「ファーストトラックキャットサービス(Fiast Track cat service)」
  • 平面の圧雪バーンを滑る楽しさに加え、コース内に人工的に作られたバンクやウェーブ、自然地形の壁などを活用した「ザ サーフライド パーク」

など、パウダースノーと標高の高さから生まれた『最高の積雪量と雪質を体験してみたい!』という人に、ぜひ訪れていただきたいアクティビティが盛りだくさん。また、ファンの間で「#KAWABABLUE」と称される、青空が広がる快晴の日もぜひご覧ください!もちろん、ご家族連れやグループでの利用でも、安心してご利用いただけるように施設とサービスも充実しています。群馬県のスキー場に行く機会があれば、ぜひ川場スキー場を選んでみてはいかがでしょうか。

項目内容
住所群馬県利根郡川場村谷地2755-2
電話番号0278-52-3346
車でのアクセス沼田ICからカーナビに「川場スキー場」と入力。移動時間は約25分
電車でのアクセス上越新幹線:東京駅から約1時間半で上毛高原駅、そこから無料バスで約50分、JR上越線:新前橋駅から約40分で沼田駅、そこから約40分の無料バスで到着
公式サイトhttps://www.kawaba.co.jp/

丸沼高原スキー場

群馬県にある丸沼高原スキー場は、標高2,000メートルの高地に位置しており、そのためにできる上質な雪が魅力のスキー場です。このスキー場では、ふわふわのパウダースノーを活かしたスキースクールも開催されています。また、ロープウェイで頂上まで上がり、4,000mを一気に滑り降りることのできるコースは、その爽快感で多くのスキーヤーやスノーボーダーから人気を集めています。

また、公式ウェブサイトでは、訪れる前にチェックしておきたい天候や気温、雪の積もり具合、湿度、風の強さなどの情報も確認できます。実際の様子がわかるライブ映像や、その場所の天気予報も提供しているので、訪問する日の予定を立てるのに便利です。丸沼高原スキー場は、白根山の地形を活かした豊富なコースと、滑りやすい雪質で技を磨く場所としてもおすすめです。

  • 住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
  • 電話番号:0278-58-2211
  • アクセス:関越道 沼田ICから約50分、シャトルバスあり
  • 公式サイト:https://www.marunuma.jp/winter/

群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)

群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)は、武尊山(ほたかやま)の北西の麓に位置するスキー場です。標高1,400mの北を向いた高地にあるため、豊富な積雪量と抜群の雪質を誇ります。

また、公式サイトでは、天気、気温、積雪量、降雪量などの情報から、現在のスキー場の様子までリアルタイムで確認できます。そのため、希望の雪質に近い日を見つけたり、混雑を避けたりする際に役立ちます。群馬県みなかみほうだいぎスキー場では、全長1,500mを超える高速クワッドリフトや、2,600mのロングクルージングを、パウダースノーの環境で楽しめます。目の前に広がる谷川連峰の壮大な景色と、降雪後のふわふわな深雪を楽しみたい人は訪れてみてください。

  • 住所:群馬県利根郡みなかみ町藤原 3839-1
  • 電話番号:0278-75-2557
  • アクセス:関越道 水上ICより約30分、無料シャトルバスあり
  • 公式サイト:https://hodaigi.jp/

谷川岳天神平スキー場

谷川岳天神平スキー場は、日本百名山の一つである谷川岳の麓に位置するスキー場です。このスキー場の特徴は、周辺に点在する標高2,000mの山々の気候がぶつかり合うことで生まれる積雪量とパウダースノー。1〜2月のハイシーズンには、パウダースノーを求めて多くのスキーヤーやスノーボーダーが足を運びます。

また、公式サイトでは、天候・積雪・風向き・風速を確認でき、コンディションの良い日を狙って通うこともできます。谷川岳天神平スキー場では、地形に恵まれたアルプス級の絶景とパウダースノーを気軽に楽しむコースが豊富に用意されているため、自然美を楽しみながら滑走したい人におすすめのスポットです。

  • 住所:群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林
  • 電話番号:0278-72-3275
  • アクセス:水上ICより約25分、シャトルバスあり
  • 公式サイト:https://www.tanigawadake-rw.com/tenjindaira/

水上高原リゾート

水上高原リゾートは、群馬県の自然豊かなスキーリゾートで、冬季のスポーツ愛好家や家族連れに人気のスポットです。リゾート内には、バリエーション豊かな12のコースがあり、どのレベルのスキーヤー・スノーボーダーも満足できるよう設計されています。

リゾートの公式サイトで掲載されているTODAY'S Informationでは、天気・積雪・気温・雪質を確認できます。また、ライブカメラで積雪量や雪の状態もリアルタイムで配信されているため、その日のコンディションチェックも手軽です。水原高原リゾートには、標高1,248mから谷川連峰や尾瀬、浅間山などの壮大な山々を望む絶景のビューポイントもあるため、ぜひ足を運んでみてください。

  • 住所:群馬県利根郡みなかみ町藤原6152-1
  • 電話番号:0278-75-2222
  • アクセス:水上ICから約30分、シャトルバスあり
  • 公式サイト:https://www.minakami-ski.jp/

まとめ

群馬県にあるスキー場は、いずれも標高が1,000mを超えるほど高く、山々に囲まれたその地形のおかげで、豊富な積雪量や良質な雪質に恵まれているのが特徴です。特に、川場スキー場、丸沼高原スキー場、群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)などは、雪質の良さでスキーヤー・スノーボーダーからも人気のスポットです。

また、それぞれのスキー場では、公式サイトやSNSを通じて最新の雪質や天候情報も確認でき、訪れる前にコンディションのチェックもできます。周辺の山々を一望できる位置から滑り降りるときの景色は、多くのスキーヤーやスノーボーダーによって、忘れられない体験となるでしょう。

もし、群馬県で雪質の良いスキー場をお探しなら…川場スキー場はいかがでしょうか?川場スキー場は標高1,870mの高地に位置し、豊富な積雪量と地形が生み出したスーパードライなパウダースノーを思う存分お楽しみいただけます。

また、地形と雪質を活かした非圧雪の専用アトラクションコース「オフザピステ」ほか、ファーストトラックやザ サーフライド パークなど、多彩なアクティビティもご用意されています。この機会にぜひ、川場スキー場で最高の雪質を体験してみてはいかがでしょうか。

群馬県の雪質・パウダーに関するよくある質問

Q:雪質の良いスキー場はどこですか?
A:雪質の良いスキー場は、山形県の天元台高原、長野県の志賀高原にある焼額山、青森県の青森スプリング・スキーリゾートが挙げられます。また、群馬県では、川場スキー場、丸沼高原スキー場、群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)は雪質が良いことで知られています。

Q:日本のパウダースノーはどこにありますか?
A:日本のパウダースノーを求める場合、北海道ニセコ町や長野県白馬村が特に有名です。これらの地域は日本の北側に位置し、質の高いパウダースノーが楽しめます。群馬県でも、川場スキー場、丸沼高原スキー場、群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)でパウダースノーが楽しめます。

Q:関東で雪が多いスキー場はどこですか?
A:関東地方で雪が多いスキー場を探すなら、川場スキー場、たんばらスキーパーク、ハンターマウンテン塩原がおすすめです。それぞれのスキー場は関東地方にあり、標高が高いことから豊富な雪量を誇ります。

Q:コース数が多いスキー場はどこですか?
A:コース数が多いスキー場は、長野県の志賀高原スキー場の79コースが挙げられます。群馬県では、群馬県みなかみほうだいぎスキー場(旧 宝台樹スキー場)が16コース、かたしなオグナほたかが12コース、川場スキー場が10コースとなっています。